べいじゅーの上海便り‐2

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4日朝、藤本君がいったん帰国することになったが、荷物が多いので、一緒にタクシー で浦東(プートン)空港まで行って、見送ることにした。浦東空港は上海の中心部から東南約60キロのところにある。東京で言えば成田のような感じであろうか。11時過ぎのフライトであったが、9時半前に空港に到着。しばらく雑談して、彼は3ヶ月ぶりの日本を目指してパスポートコントロールの中へ。

で、自分はというと、先週から始まった「地下鉄に沿って」である。市の中心部を走る地下鉄2号線は、今年、虹橋(ホンチャオ)空港と浦東空港を結ぶ路線として、それぞれ市の東西に延長された。特に上述のように、浦東空港は市の中心から約60キロ。とても1日では歩けない。ならばいくつかの区間に分けて歩くことに。で、今日は、もっとも遠い浦東空港駅から出発。空港ターミナル内にある駅の写真をとって、午前10時過ぎ出発。次の駅をめざす。空港周辺は・・・まったく何もない。ただ、空港があるだけ。

で、早速、地下鉄(といってもこの辺は地上部分を走っている)の架線を見つけたので、それに沿って歩き出した、と 、こっちが地下道に入っていく。どうも滑走路と滑走路を結ぶ誘導路の下を通るらしい。9月初旬とはいえ、暑い日ざしをさえぎるので、地下道は助かる。しかし、歩道がないので、100キロ近い速度で交差する車は怖いというのが正直な感想。で、30分近く地下道を歩いて、地下鉄の架線を探すと・・・ない。あれっ? で、道路標識を見ると・・・あっ!自分は、行くべき方向と反対の方向に歩いていたのだ。さっきの架線は、終点の南側にある待避線の架線だったらしい。仕方がない。

またまた地下道を歩いて空港に戻る。まだ歩き始めて肉体的には疲れていないが、精神的には、ずいぶん疲れた。でも気を取り直して、北に向かって黙々と歩く。空港駅の次の駅、つまり最初の駅「海天三路(ハイティエンサンル)駅」は、空港から30分弱のところにあった。

ただただまっすぐな道を歩いて、たどり着く。駅の周りは・・・何もない。でも、遠くに「ホテル」が見える。どうなってるんだ、と思いつつ、駅の構内で、冷えた水を買って(売価1.5元)、再び歩き出す。しばらくすると、地下鉄に沿った道がなくなってしまった。自分が歩く道は徐々に西にそれてゆく。何度も「軌道修正」しようとして、沼地のようなところを草を掻き分けて地下鉄の高架の方へ行ってみようとしたが出来ない。道がなくては仕方がない。あきらめて、遠くに地下鉄の軌道を見ながら北に歩く。地図によれば、数キロ先で地下鉄が西に折れてきて、自分が進んでいる道と交差するはずだ。

9月の残暑の太陽を背に浴びながら歩き続ける。気温35度。やがて、眼前に地下鉄の高架が見える。それを確認して、今度は、自分も西に向かって歩く。しばらく行くと「地鉄2号線駅」の標識。おそらく空港駅から3つ目の駅か、と思って歩いてゆくと・・・実は2つ目の駅「遠東大路(ユアンドンダル)駅」であった。

あとで知ったのだけれど、この1つ目と2つ目の間が、この2号線で駅と駅との区間が最も長い部分であった。この区間は1時間20分かかった。駅前は、広場になっているのだけれど・・・やはり何もない。正確に言えば、日本ならば明らかに廃墟というべき家屋が数軒、そしてブドウやスイカを売る近くの農家と思しきおばさんとおじさん。どうしてここに駅があるのか、と問いたくなるくらいだ。物流センターに近いつくばエクスプレスの学園都市駅がすごくにぎやかな駅だったように思えてくる。

で、ブドウいらないか・・・とも問わず、おかしな通行人を見送るオバサンの視線を背に受けて、またまた歩く。と、だんだん家が増えてきた。そして家と家との間隔も狭まってくる。やがて、ムラになりマチになる。それからも西へ西へ。することといえば、時々を地図を見て、1時間に1度、水 を買って、ただただ歩く。次の「凌空路(リンコンル)駅」の手前辺りから、まさに地下鉄が地下に。その「凌空駅」に着いたのは「遠東大路駅」から約50分。そして、本日の目標である「川沙(チャンサ)駅」到着はさらに約40分。出発から4時間50分の行軍でした。汗などでおそらく3キロ以上減量したものと思われる。川沙駅あたりまで来ると、町という感じがする。ここは、数年後には「上海デズニーランド」の最寄り駅になるといわれているが、もしそうなら、そのときは駅周辺の景色も豹変しているのであろう。次は川沙駅から。といった健康的で非文化的な週末を過ごしております。

ではまた。  ベイジュー

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この文章の量だけでも、べいじゅーさんがパワフルな方だと分かります。

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このページは、b-chineseが2010年9月15日 13:12に書いたブログ記事です。

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